人工知能特論 ― 2012 (1) はじめに

骨子

  1. インタラクション,社会知デザインの研究をするために知っておかねばならない基本的な事項について講述する.
  2. 人工知能の歴史.人工知能研究は,1956年のダートマス会議から本格化した.
  3. ヒューリスティック探索,GOFAI (Good Old Fashioned AI),知識の表現と利用,産業化と機械学習,強力なAIの台頭.2000年で一区切りと思ってよい.
  4. 成功したAI:AARON (1985), Musical Intelligence (1987), ALVINN (1989), DeepBlue (1997), Mars Exploration Rovers (2003), Watson (2011)
  5. 我々が最近研究しているのは会話の果たす機能である.会話のなかではいろいろなレベルでの出来事が同時進行している.
  6. ミクロにみるとジェスチャなどの非言語行動が円滑な会話を遂行する上に重要な役割を果たすだけでなく,意味も加えている.
  7. Clarkによれば,言語使用におけるsignalingは,Symbol (describing-as), Index (indicating), Icon (demonstrating)を用いて行われる.
  8. Clarkは言語使用を参加者間の創発的な共同行為であるとしてモデル化している.
  9. チャレンジは人間どうしの会話に円滑に参加できるロボットを作ること.
  10. 現在我々のグループは,インタラクションの理解,インタラクティブシステム,認知的デザインの研究に取り組んでいる.
  11. 対外的にはEU FP7のeCute に参加している.異文化コミュニケーション学習の支援.
  12. EU FP7のNetwork of excellence SSPNet にも関与している.
  13. 本講義ではこうした分野でこれから研究をする人,手法や成果を利用する人のためのガイドを与えることを目的としている.

講義資料 → こちら
参考書

  • Toyoaki Nishida (ed.), Conversational Informatics: an Engineering Approach, John Wiley & Sons Ltd, London, 2007. -> Publisher’s page

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