感情コンピューティング

知能における感情の役割.ゴールマンやダマシオらによって指摘されてきた.感情機能のない知能はどうなるか?
Picard 1997で,Affective Computingが研究分野として提唱された.ポール・マクリーンの3層構造仮説(Triune brain, by Paul MacLean)によれば,脳は内側から爬虫類脳(Reptilian brain)-旧哺乳類脳(Paleomammalian brain)(Limbic system,辺縁系, 嗅脳)-新哺乳類脳(Neomammalian brain)(Cortex,大脳皮質)に分かれる.Affective computingでハイライトするEmotional intelligenceは,旧哺乳類脳がつかさどると考えられている. この脳部位では,attentionやmemoryも扱われるという.
Emotionは,voice inflection(声の抑揚),顔表情,姿勢におけるsentic modulationとして現れる.他者にも見えるもの,見えにくいもの.
Emotional Intelligence: Emotionの認識と表現,emotionの調整,moodの利用に関わる知的能力.
computing machineryがemotionを持つとはどういう事か?観察していると感情を持っているように見えるだけでなく,内部のメカニズムが必要.
用語:emotional, affective, sentic, emotional status.
モデルには単純なものから複雑なものまで.
Braitenbergのemotional vehicle.見かけだけ感情を持っているように見える機械.
OCC (Ortony, Clore, Collins)モデルは,認知的評価理論(Cognitive Appraisal theory)であり,心的状態をもつ行為者が外部イベントを評価した結果,感情が起きるという説である.
MITのALIVEやAffective Reasonerなどのシステムが作られた.
情動の分類にはいろいろな説があるが,分類では時間の経過に伴う情動状態の連続的に見える変化が扱えないので,Mehrabian 1996によるPAD (Pleasure-Arousal Dominance)モデルのように,パラメータ化されたモデルが用いられることもある.
最近は,情動の持続性の長さや反応時間に応じて,1次情動と2次情動,さらにもっと遅いmoodなどのように情動システムを階層化する試みも行われている.

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